マインドマップと語呂合わせのペグ式記憶術で記憶力を強化し向上できる
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スピーチに備えて記憶術
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プレゼンやスピーチをする。
それを想像すると皆さんはどんな気持ちになるでしょうか。
「大事な台詞を忘れたらどうしよう」という焦りを感じるかも知れませんね。
焦りを解消しようと繰り返し暗唱する。
でも暗唱する傍らから忘れているような感じがする。
本番が間近になればなるほどますます焦りが濃くなってくる。
その焦りも解決できるのが記憶の技術、記憶術です。
記憶術から今回のテーマであるペグ法をご紹介しましょう。
ペグは掛け釘です。壁や柱に取り付けてあり、帽子やハンガーを掛けます。

ペグ法の特徴と基礎
ペグ法は、帽子を掛けるように覚えたいことを頭に簡単に覚えられる。
覚えたことを掛けておいた帽子を手に取るように素早く取り出せます。
まるでCDの曲だしのようにアトランダムに思い出せる便利な記憶の技です。
ペグ法は、数字読み方や数字の形、体の部位を使ってできます。
その3つの方法になれたら、干支や時計盤などもペグ法として利用できます。
生活のなかで応用範囲が広い記憶術です。
まずは、語呂合わせ、数字の読み方を使うペグ法からお話ししましょう。
1から10の読み方から連想することを語呂合わせします。
語呂合わせのイメージをペグにしていきます。
語呂合わせの一例はこうです。
1はイチゴ(苺)、2はニンジン(人参)、3はサンマ(秋刀魚)、
4はヨッパライ(酔っぱらい)、5はゴハン(ご飯)、6はロケット、
7はシチヤ(質屋)、8はハチ(蜂)、9はキュウリ(胡瓜)、10はジュウ(銃)です。あくまでサンプルですから自分で覚えやすい語呂でOKです。
このペグをイメージ豊かに覚えていきます。
イメージには色彩、奥行き、動きなどを加えて想像しましょう。
そうしながら何回か復唱します。
今回のペグは数字の読み方から作った連想しやすいものでしょう。
これからの基礎になりますからペグがサクサク出てくるように練習しましょう。
ペグ法の練習
ペグを覚えたら、ペグに覚える対象を結び付けていきます。
結び付けは、ペグと対象で単文を作ることで連想を作っていきます。
今回は例題として覚える対象を次の10個取り上げます。
それは、風呂、夜店、宮、札、地球、胡麻、二葉、橋、インク、ナイフです。
単文10個の作り方を例として下記にあげましょう。
@苺の風呂にはいりました
A人参の夜店に行きました
B秋刀魚のお宮まいりにであいました
C酔っぱらいがお札をばらまいていました
D熱々のご飯を丸いおにぎりにして地球を作りました
E地球からロケットが胡麻を噴射しながら飛び出しました
F質屋の入り口には二葉のマークがある
G蜂に追われて橋から落ちた
H胡瓜にインクをつけて手紙を書きました
I銃でナイフの男を撃退しました
文を作るコツはイメージ豊かに作ることです。
色や音など、視覚や聴覚や体の感覚を想像しながら作っていきます。
そうするとペグから思い出す対象を連想しやすくなります。
つまり、効率よく記憶ができます。
さて、先ほど覚えた10個のものが「苺の風呂、人参の夜店、秋刀魚はお宮
・・・」と思い出せましたか。覚えてもらったものの種明かしをしましょう。
実は、風呂、夜店、宮、札、地球、胡麻、二葉、橋、インク、ナイフは、
一連の数字を2桁ずつ区切った数字の語呂だったのです。
風呂(フロ)は26、夜店(ヨミセ)は43、宮(ミヤ)は38、
札(サツ)は32、地球(チキュウ)は79、胡麻(ゴマ)は50、
二葉(フタバ)は28、橋(ハシ)は84、インクは19、ナイフは71でした。
以上のようにして「26433832795028841971」の20桁の数字を2桁ずつ覚えられます。この数字は円周率の21桁目から40桁まででした。
20桁という長い数字も一手間をかけるだけで覚えられるようになります。
以上、数字の読み方をペグにした覚え方でしたが、連想が途中で止まるとそこから先が思い出せないリンク法の欠点を補える記憶術です。1番は何、4番は何、9番は何、とアトランダムに記憶にアクセスできる覚え方です。
ペグ法を使うと、話しの順番を聞き手に自由に合わせたスピーチができます。
その場でスピーチの要点になるキーワードを自由に取り出せるようになります。
そのようにスピーチの原稿を覚えるときにも使る便利な記憶術です。
以上に述べた記憶術のコツをノート術として形にしたものがマインドマップです。
ですから、そのマインドマップは、お絵かきのように楽しみながら書き進めることで、スピーチ原稿のように覚えたいことを覚えさせてくれます。
そのマインドマップを直接に見て聞いて書いて学ぶことができる【マインドマップマスター講座】が開催されています。